愛されるクマと守るべきクマ

 パンダが日本からいなくなってしまいました。
 丸い顔や大きな目、ふっくらした体が「かわいい」と感じさせてくれます。守ってあげたいという気持ちを引き出させてくれて、とてもリラックスできる、平和や友好のシンボルでした。

 私たちの身近にいる「クマ」は、ぬいぐるみから野生動物まで、いろいろな形で生活に寄り添っています。たとえば、テディベアが人気なのは、抱きしめると安心できる、やさしさや保護の象徴だからです。また、セオドア・ルーズベルト大統領のエピソードに由来する歴史もあります。子どもの頃の思い出と結びついていることも、ずっと愛される理由です。 
 「くまのプーさん」も忘れられません。登場する仲間たちも、人間のいろんな性格を表しながら、友情や助け合いの大切さを伝えています。このほか、日本でもリラックマやくまモン、ダッフィーなどのキャラクターがよく愛されています。

 これに対して、野生のツキノワグマやヒグマも「クマ」ですが、最近は人里に現れることが増えています。これは、人口減少や気候の変化、食べ物不足などが原因となっているようです。この脅威のクマですが、自然の中でとても大切な役割を果たしています。果物の種を広げたり、森の土に栄養を届けたり、中型の動物が増えすぎないように調整したりしています。これらのクマがいなくなると、森の多様性が失われ、自然のバランスが崩れてしまいます。自然を守るためには、山奥の森を再生したり、人工林にも広葉樹を植えたり、ゾーニング管理やICTによる監視など、いろいろな工夫が必要だという理解も深めていく必要があります。

 クマは癒しを与えてくれるだけでなく、森の守り手としても活躍しています。愛されるクマと守るべきクマ、その両方を知ることが、みんなで未来の自然を守ることにもつながるのだと思います。
(投稿:M.H.さん)

2026年01月27日