好間四小の好間川流域探検学習開催

 令和7年6月4日、好間四小の全児童22名が参加し、好間川の源流から夏井川との合流点、さらには夏井川河口までの流域探検学習を行いました。当NPOからは7名のスタッフが学習支援を担当しました。 校庭で開講式を行った後、高学年(5、6年生)と低学年(1~4年生)に分かれ、バス2台に乗って上流の雨降山へ向かいました。
 今回、高学年の児童は、好間四小の流域探検では初めて、雨降山の中腹から伏流水がしみ出る源流を体験しました。バスの降車地点から40分ほど沢をのぼり、目的の源流へ到着し、森林土壌から伏流水がしみ出てくるようすを観察することができました。 一方、低学年の児童は、バスの降車地点から10分ほど沢を上った渓流で、網を使ってさまざまな水生生物を採取し、観察を行いました。児童が採取した水生生物は、貴重な生物を含め、サワガニ、カワゲラ、カゲロウ、トンボのヤゴ、ヒラタドロムシなど11種類でした。特に1年生は初めての経験ということもあり、小さな流れに多くの生き物がいることに驚いているようすでした。その後、源流から降車地点まで戻った6年生は、昨年度に学習した水質分析を思い出しながら、渓流水の透視度、COD、においの水質測定を行いました。結果は、透視度「100㎝以上」、COD「2.5mg/L」、においは「無」であり、とてもきれいな水であることを測定結果から理解できたようでした。
 雨降山を後にして三和公民館へ向かい、トイレ休憩をした後、好間川と夏井川の合流地点をめざしてバスで移動しました。その途中、バスの中から植物(みどり)の量、水田の広さ、川の大きさ、道路や建物、車や人の数など流域のようすを観察しました。合流点では、バスから降りることはありませんでしたが、大きな夏井川に合流する好間川のようすをしっかりとまぶたに焼きつけているようでした。 その後、夏井川が太平洋に注ぐ河口をバスの中から説明を聞きながら見て、新舞子海岸へ移動しました。
 新舞子海岸で昼食をとり、その後の休憩時間には、砂浜に生えているハマヒルガオ、コウボウムギ、ハマボウフウなどの植物を観察したり、流木や貝殻、プラスチック類などの漂着物を手に取って観察したりしました。普段は見ることができない海辺の景色を楽しむことができました。
 午後は夏井川河口公園へ移動し、ワンド内の岸辺でカニ釣りを体験しました。潮汐の関係で水位が高く、護岸の石積みの多くが水没している状態で、カニが歩く姿はあまり見られませんでした。そのような状況でも児童たちはカニの生息場所を見つけ、餌でおびき寄せて釣り上げたり、わずかに歩いているカニを手づかみで捕獲したりして楽しみました。今回、児童全員で捕獲できたカニ(クロベンケイガニ)は13個体でした。また、ワンド内の水の水質分析結果は、透視度「66cm」、COD「6mg/L」、においは「弱」でした。
 今回の学習では、4年生以上の児童は、これまで念願であった好間川の源流を確認することができました。片道40分の沢登りはとても大変でしたが、児童たちの貴重な記憶や経験につながったと思われます。今後、好間川の学習や観察をする際には、この源流探検のことをぜひ思い出してほしいものです。

 

 

2025年06月11日