好間四小の「川の学習」発表学習に参加
令和8年1月28日に好間四小で行われた学習成果発表の授業に参加した。この授業は、同校の5、6年生児童が今年度6月から当NPOが支援して進めてきた水環境・水生生物学習、水防災学習で学んだことを踏まえて、この流域で実践できる行動を児童自らが提案した内容を発表して感想を述べ合うというものであった。
昨年度も川の学習の成果発表として行われたが、昨年度のように授業で学習した内容をまとめて発表するという単純な形式ではなかった。学習の進め方は、グループ単位でそれぞれのグループでテーマ決め、課題の整理、スピーチの構成と進めて、練習を行ったうえで本番で実際にスピーチを実施する。最後にクラスで感想を伝え合うというスタイルを採り、国語の授業の中で進められていた。
A~Cの3グループのスピーチが行われたので、それぞれその内容について報告する。
まずAグループのテーマは「好間川でキャンプをしよう」であり、実際にキャンプを行うためのタイムテーブルやアクティビティーの内容を考え提案していた。好間川でキャンプをすることで、川の水質や水生生物にも触れることができる、川の災害に備えた行動を考えることができる、など一連の学習の中で学んだ内容を盛り込んだスピーチであった。また、実際に運営されているキャンプ場のユーチューブの動画を流すというスライドの構成も見られた。
続いてBグループのテーマは「防災クイズ大会をしよう」であった。水防災学習の中で学んだ避難の心構えや避難所での過ごし方など水防災ワークシートを活用してスライドがつくられていた。また、災害に備えて日頃から備えている人の割合の少なさの統計データをインターネットで調べ紹介していた。そして、今回はみんなで楽しみながら防災に関して必要な知識を身に着ける行動の提案であった。今回のスピーチでもクイズの出題例として、防災の日はいつ?地震発生時に身を隠す場所はどこ?など紹介していたが、実際にクイズを作ることにより設問の背景となる内容を整理する過程もとても勉強になり、有意義なものになると思われた。
最後のCグループのテーマは「ビフォーアフター写真展in好間川」であり、流域探検で気になった上流から海岸砂浜のごみの着目していた。海のごみの量がいきものの数に比べて将来はもっと多くなるというインターネットからの情報を紹介し、ごみの清掃活動をする前後で写真を作成して多くの人に訴えていくという提案であった。
スピーチをするうえでの全体的な指導の中では、調べて得られた結果や事実とそれらをもとに考えたり思ったりした意見や感想を伝えるときの言い回しについても指導が行われていた。これによって、児童は理解した事実とそれに対する意見や感想との違いを学んでいた。
当NPOの学習支援においても、脱炭素リテラシーのステージレベルというテーマを常に意識している。これは、レベル1の環境問題の基礎的事項の理解、レベル2の環境問題への対応や対策に理解、レベル3の環境問題への具体的な行動の実践であるが、今回の発表ではこれまでの学習を振り返り小学生にできる行動の提案を示しているという点で、レベル3にも到達できたのではないかと考えている。今後は、これらを提案を実践してみて、さらにどのような課題があるか振り返って改善するフィードバックが必要になると思われた。(投稿:M.H.さん)

